クランクシャフト

ダイナミックバランス

クランクシャフトのバランス取りの方法には、ダイレクトドライブ式(カップリング式とも言う)とベルトドライブ式があります。ベルトドライブ式はベルトの張り具合でバランスの誤差を生じることがあり、通常0.1g以内でバランス取りを行うのに対し、ARMでは誤差の少ないダイレクトドライブ式を採用しています。クランクシャフトは0.3gのバランス誤差で振動がでます。一般メーカーでは0.1gの範囲でバランス取りを行っています。

※19kgのクランク重量で9000rpmの場合、5g以内が推奨値となります。

ゼロバランス

0.01g以内にアンバランスを調整します。

曲がり点検・修正

クランクシャフトの 曲がりを点検し、 修正します。

ラッピング加工

メタルに対して、 初期のなじみを良くするためと攻撃性をなくすためにクランクシャフトのジャーナルの部分を鏡面仕上げにする加工です。

スピル加工

4輪では一般に2つのスピルが必ず付いていますが、それを一本のフィンに変え、その強度を持たせる加工です。通常のものですと10mmくらいしかありませんが、この加工で30mmとか40mmのフィンに加工します。

タフト加工

タフトライド加工とも言います。塩浴窒化による表面硬化方法で、クランクシャフトの表面硬度を上げる加工です。

ジャーナル研磨

親側 焼きつきを起こしたクランクシャフトを研磨し、アンダーサイズにして元に戻す加工です。
子側 ストロークアップを行う場合に加工します。

オイルポンプ取付部加工(RB26のみ)

前期型、後期型でオイルポンプの大きさが若干異なります。前期型に後期型のオイルポンプを取り付ける際に取り付け部の加工を行います。

オイル穴拡大

オイル穴は通常6φを8φに加工します。オイル流路の掃除をしやすくし、オイル流量を増大することができます。

その他バランス加工

クランクシャフト、フライホイール、クラッチカバー、プーリーを全て取付け、ダイナミックバランスを行います。

組クランク組替芯だし

組クランクシャフトのベアリングを交換し、もう一度芯だしを行います。

組クランク芯だし

ベアリングの交換せずに芯だしだけを行います。